【パソコン再入門】
タッチタイプをマスターしよう
キーボードコンプレックスを打ち破ろう!
両手でキーボードを打つのは難しい?
そう思いこんでいるあなたへ
タッチタイプのすすめ
両手を使い、キーボードを見ずに入力することを「
タッチタイプ」と呼びます。
少し前までは、ブラインドタッチという言い方もありましたが、今はタッチタイプという表現が主流です。
このページでは、タッチタイプのトレーニング方法をご紹介します。
「そのうち」「いずれ」と言わずに、ちょっと読んでみてください。
ある程度パソコンが使えるのに、「キーボードが苦手」という人が少なくありません。
また、人差指だけで非常に速くタイピングができる人もいます。
1本指打法とか、2本指打法(左右の人差指だけを使う)などと呼ぶそうですね。
とりあえず、なんとかなっているからいいや。と思っているかたも多いでしょう。
でも、そろそろタッチタイプをマスターしてみませんか?
タッチタイプをマスターすると、次のようなメリットがあります。
- 入力のスピードが格段にアップします
- 入力ミスや変換ミスが減ります
- キーボード入力が苦痛ではなくなります
- 考える事に集中できるので、効率が上がります
- 姿勢が良くなり、疲れにくくなります
タッチタイプは 慣れ です。
決して難しくはありません。
タッチタイプは、基本をおさえて
トレーニングすればマスターできます!
基本をおさえつつトレーニングをすれば、
比較的短時間でタッチタイプをマスターすることができるのです。
タッチタイプの練習ソフトはたくさんあります。
飽きずに続けられるようにとの配慮で、ゲームと絡めているものも多いようです。
しかし、最も大切なのは 基本をおさえて
正しく順を追って学習する事です。
すなわち、
- ホームポジションを覚える
- 小指と薬指を慣らす
- 指の割当てを覚える
- 指運び(押して戻すまで)を覚える
- よく使う指運び(ローマ字)を覚える
というステップで進めると効率的です。
このうち「2. 小指と薬指を慣らす」が最初の難関ですが、
逆に言うとこの「小指と薬指」のトレーニングをしっかり行なうと、
後は楽に進めることができます。
ここで「覚える」というのは、頭ではなく体(指)で覚えるということです。
では、具体的なトレーニング方法を説明しましょう。
1. ホームポジション
ホームポジションとは、指を自然に置く「位置」のことです。
キーボードの[f]キーと[j]キーには
小さな突起があります。キーを見ずに、この突起を探って人差し指を置いてみてください。そして、中指、薬指、小指を次のキーの上に置きます。
a | s | d | f | g |
h | j | k | l | ; |
小指 | 薬指 | 中指 | 人差指 | |
| 人差指 | 中指 | 薬指 | 小指 |
左手 | 右手 |
絵にすると、次の様になります。
この指の位置が「ホームポジション」です。
何かキーを押したあとは、この位置に指を戻ようにします。
2. 小指と薬指のトレーニング
ホームポジションに指を置いたまま、小指と薬指でキーを押します。
パソコンの電源を入れている場合は、メモ帳などのソフト(エディタ)を使うと、
ちゃんと押せたかどうかが分かるのでよいでしょう。
(メモ帳ではやりにくいという方向けには、専用の「キーボード練習ソフト」が色々あります。
「
5.トレーニングソフト」の章もご参照ください。)
左手の小指で[a]、薬指で[s]を押します。[a][s][a][s][a][s]
右手の小指で[;]、薬指で[l]を押します。[;][l][;][l][;][l]
日常では小指や薬指を使う事は少ないので、最初は思うように指が動かないことでしょう。
でも、あせらずにコツコツやってみてください。
この指慣らしは、1日に少しずつ、何日か繰り返す事が大切です。
3. 指の割当て
キーボードにはたくさんのキーが並んでいますが、「どのキーをどの指で押すか」は決まっています。
指ごとにキーを色分けすると、次の図のようになります。
キー |
q a z |
w s x |
e d c |
r t f g v b |
y u h j n m |
i k , |
o l . |
p @ ; : / |
押す指 |
小指 | 薬指 | 中指 | 人差指 |
人差指 | 中指 | 薬指 | 小指 |
手(左右) |
左手 | 右手 |
※ 最上段の数字キーも指割当てが決められていますが、ホームポジションから遠いのであとまわしにして、まずはアルファベットキーをマスターしましょう。
上記の図を見つつ、
a s d f j k l ; (ホームポジション、左から右)
a s d f g h j k l ; (ホームポジション、左から右)
; l k j f d s a (ホームポジション、右から左)
; l k j h g f d s a (ホームポジション、右から左)
など、ホームポジション列を打つ練習をします。
4. 指運び
上段、あるいは下段のキーを打つ際には、
小指または人差指をホームポジションから動かさないようにします。
- 小指、薬指で、キーを打つ場合は、人差指をホームポジションに
- 人差指、中指で、キーを打つ場合は、小指をホームポジションに
例えば、左手に関して、
[q]キーを(小指で)押す時には、次の図のように
人差指は[f]キーの上から動かさないようにします。
まとめると次のようになります。
キー |
q a z |
w s x |
e d c |
r t f g v b |
y u h j n m |
i k , |
o l . |
p @ ; : / |
押す指 |
小指 | 薬指 | 中指 | 人差指 |
人差指 | 中指 | 薬指 | 小指 |
動かさない指 |
人差指 f |
小指 a |
小指 ; |
人差指 j |
手(左右) |
左手 | 右手 |
目的のキーを押した後は元の位置、すなわちホームポジションに指を戻します。
最初はつらいかもしれませんが、意識して上記の指運びを守るようにしてください。繰り返しているうちに慣れてきます。
人差し指、または小指を動かさないようにすることで、ホームポジションに指を戻す際の置き間違いが起きにくくなります。
もし、ホームポジションから手が離れてしまったら、指先で[f][j]キーの突起をさぐります。キーはなるべく見ないようにしてください。
シフトキーは、目的のキーを打つ手と逆側の小指で押します。
例えば、A([shift]+[a])を押す場合は、[a]は左手ですから、右手の小指で[shift]を押します。
シフトキーを押しながら入力できる文字は次の通りです。
シフトを併用するときの指割当てを表にすると次の様になります。
キー |
Q A Z |
W S X |
E D C |
R T F G V B |
Y U H J N M |
I K < |
O L > |
P ` + * ? |
押す指 |
小指 | 薬指 | 中指 | 人差指 |
人差指 | 中指 | 薬指 | 小指 |
動かさない指 |
人差指 f |
小指 a |
小指 ; |
人差指 j |
手(左右) |
左手 | 右手 |
シフト |
右手小指 | 左手小指 |
5. トレーニングソフト
タッチタイプを練習するソフトはたくさんありますが、ここでは
タッチタイプトレーナ(t3.jar)というソフトをご紹介します。
「タッチタイプトレーナ」を英語表記すると、
Touch Type Trainer で、T が3つ並ぶので t3 、
そして
このソフト本体(実行ファイル)は Java の jarファイルというものなので、
あわせて「t3.jar」とも表記します。
5.1 タッチタイプトレーナ(t3.jar)の特長
タッチタイプトレーナ(t3.jar)の画面は次のようなイメージです。
OSやその設定によって、窓の装飾は異なります。
この画面を見ながら、表示されているアルファベット(上図の例では、a s a ...)のキーを押してゆきます。
このタッチタプトレーナ(t3.jar)には、次のような特長があります。
- Windows 7/Vista/XP はもちろん、
MAC OS X や Linux でも使える(※1)
- 打ち間違えた場合、どの指で打つのか のガイドが出る
- 課題ファイル(※2)の読込が可能(試用版は不可)
(※1) t3.jarは OSには依存しませんが、実行時には Java(JRE 1.5以上) が必要です。Java(JRE)のインストールについては、
6. Java(JRE)のインストール を参照してください。
(※2) 課題ファイルとは、練習問題のことです。メモ帳などのエディタを使って、編集/作成が行なえます。
課題ファイルには50個までの課題(練習問題の行)を登録することができます。
キーを打ち間違えた時には、次のようなガイドメッセージが表示されます。
この様に「どの指で打つか」が表示されるので、
キーを見ずにその指で入力するようにします。
これを繰り返すことにより、体で(指で)キーを覚えることができます。
※ タッチタイプトレーナ(t3.jar)は無保証です。
このソフト(t3.jar)は、タッチタイプの修得を保証するものではありません。
タッチタイプの修得期間には、練習量などにより個人差があります。
このソフトを利用することによって、何らかのトラブルが発生しても
MLTLab(エムエルティ・ラボ)はその責任を負いかねます。
自己責任でご利用ください。
5.2 タッチタイプトレーナ(t3.jar)の入手方法
タッチタイプトレーナは、DL-MARKET からダウンロードできます。
ダウンロードするには、
DL-MARKET の
ダウンロード会員登録が必要になります。この会員登録は「無料」です。
タッチタイプトレーナには、無料の試用版と、有料版の2種類があります。
試用版は、タッチタイプトレーナ(t3.jar)がどんなものかを事前確認して頂くためのものです。
お使いの環境(OS)で動作するか、どんな使い勝手なのか、動作速度(応答性)に問題は無いか、などの事前確認にご利用ください。
試用版と有料版の違いは、次のとおりです。
| 試用版 | 有料版 |
価格 | 無料 | 1,000円 |
課題ファイル (練習問題) | 読込不可能 [File]ボタン無し | 読込可能 (サンプル添付) |
マニュアル | 無し | 添付(あり) |
Java(JRE) | 必要(有料版と同じ) | 必要 |
備考 | 起動時に試用版である旨の メッセージが出ます | |
※ 試用版に試用期限はありませんが、気に入ったら有料版をお買い求め頂けると幸いです。
(1)試用版の詳細
試用版は有料版とほとんど同じですが、左下に[File]ボタンがなく、課題ファイルの読込ができません。また、起動時に「試用版である」旨のメッセージが表示されます。
※ 試用版にはマニュアルがありませんので、このページを参考にしてください
試用版のダウンロード(会員登録含む)は次のリンクからどうぞ。
↓↓↓↓↓↓↓↓
[t3jar 試用版をダウンロードする]
ダウンロードすると、t3jar0.zip というファイルが得られますので、
「右クリック:展開」、あるいは解凍ソフト(Lhasa や unzip 等)で展開してください。t3.jarというファイルができます。
(2)有料版の入手
課題ファイルが読み込める有料版は、1000円です。
支払い方法は、クレジットカード決済と、銀行振込が利用できます。
有料版のご購入は次のリンクからどうぞ。
↓↓↓↓↓↓↓↓
[タッチタイプトレーナ t3jar を購入する]
※ 機能や使い勝手が期待したものと違う、自分のパソコン環境では動作しなかった、といった理由での返品/返金には応じられませんので、試用版にて動作をご確認の上でご購入ください。
※※ 任意ですが、購入時にはできるだけメールアドレスの登録をお願いします。
メールアドレスが確認できない方にはサポートが行なえない場合があります。
ダウンロードすると t3jar.zip というファイルが得られますので、
「右クリック:展開」、あるいは解凍ソフト(Lhasa や unzip 等)で展開してください。
展開すると、以下のファイルができます。
t3.jar | タッチタイプトレーナプログラム本体 |
t3anual.pdf | マニュアル(説明書) |
課題ファイル | Windows用 | MAC/Linux用 | Linux EUC用 |
初級編 | Lesson1.sjs | Lesson1.utf | Lesson1.euc |
中級編 | Lesson2.sjs | Lesson2.utf | Lesson2.euc |
※ OS(文字コード)毎に、3種類の課題ファイルを添付しています。
ご利用のパソコン環境(OS)とは異なる課題ファイルを読み出した場合、文字化けしますが故障ではありません。
文字化けした場合は、OSに合った課題ファイルを読み直してください。
※ 課題ファイルは、テキストエディタ(メモ帳など)を使って
自分で編集したり、新規に作成することもできます。
5.3 タッチタイプトレーナの実行
展開したディレクトリ(ホルダー)の t3.jar をダブルクリックすると
タッチタイプトレーナ が起動します。
※「関連づけられたプログラムが見つかりません」といった
エラーメッセージが出て実行できなかった場合は、
6.Java(JRE)のインストールを参照して
Java(JRE)をインストールしてください。
コマンドプロンプト(端末)などから
java -jar t3.jar
と入力して起動することもできます。
ご質問やご意見等、ございましたらメールフォームよりご連絡ください。
→ MLTLab宛メールフォーム
▲先頭に戻る▲
△
「t3.jarの入手方法」に戻る△
□特定商取引法に基づく表記□
6.Java(JRE)のインストール
JRE とは、Java Runtime Environment の略で、Java で作られたプログラムを実行する際に必要になるソフトです。
Windows の .NET-frameworkやVBxxx.dllの様なものです。
Windows の場合は、http://java.com/ から Java(JRE) をインストールします。
http://java.com/にアクセスすると、次のような画面になります。

この画面から「無料Javaのダウンロード」のボタンをクリックしてください。
Java(JRE)のインストールが始まりますので、以後は画面のメッセージに従って操作してください。
MAC OS X (Leopard / SnowLeopard) の場合は、標準で Java(JRE) が入っていますから、そのままタッチタイプトレナー(t3.jar)を実行することができます(JREのインストールは不要です)。
MAC OS X (Lion) の場合は、 http://support.apple.com/kb/DL1421から、
Mountain Lion の場合は、 http://support.apple.com/kb/DL1572 からダウンロードしてください。
Linux の場合は、ディストリビューションに含まれている Java(JRE) すなわち
sun-java もしくは、open-Java を
Synapticsなどのパッケージ管理システムでインストールしてください。
▲先頭に戻る▲
△
「t3.jarの入手方法」に戻る△
Enjoy Touch Typing!!
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